ベトナム・クワンニンで８月２５日に開かれる「ＡＢＵアジア・太平洋ロボットコンテスト２０２４」に日本代表として出場する豊橋技術科学大学ロボコン同好会「とよはし☆ロボコンズ」のメンバーが、大村秀章知事を表敬訪問し、世界大会２連覇に向けての決意を述べた。

　表敬訪問したのは宮下功誠さん（機械工学課程４年）、谷畑天斗さん（電気・電子情報工学課程４年）、伊藤原野さん（１年）と角田範義副学長の４人。ロボコンズは６月９日の「ＮＨＫ学生ロボコン２０２４」で史上初の３連覇を果たし、世界大会出場を決めた。

　大村知事は「大会で世界中のライバルのモノ作りの情熱を感じることができ、よい経験をすることができると思う。コンディションを整えて、連覇を目指してください」と声援を送った。決勝戦の模様をモニター画面で映し、宮下さんがルールなどを大村知事に説明し、戦いぶりを振り返った。

大会での優勝を目指す「とよはし☆ロボコンズ」のメンバーと角田副学長、大村知事（中央）＝県公館で

　今年のＮＨＫ学生ロボコンのテーマは「コメ作り」。２台のロボットが苗に見立てたポールと籾（もみ）に見立てたボールを決められた場所に移し、苗と籾の合計点数で競った。東京での決勝戦で東京大学を破り、優勝した。

　ＡＢＵはアジア太平洋放送連合の略。ロボットコンテストはＡＢＵに加盟する国と地域の大学、高専、大学校に所属する学生たちが課題に対して、アイデアとチームワークでロボットを制作し、技術力と独創力を競う。