能代高伝統の「十里強歩」開催
号砲とともに勢いよく駆け出した生徒たち(能代市高塙で)
能代高(荒川正明校長)の伝統行事「十里強歩大会」が3日深夜から朝にかけて、能代市高塙の同校を発着点に行われた。勢いよくスタートを切った生徒たちは暗闇の中、ゴールを目指してひたむきに走った。
「能高祭」「体育大会」と並ぶ同校の三大行事の一つで、昭和13年から続く伝統行事。強健な体と強固な精神力を養い、目的遂行の自信と喜びを感じ取ってもらうことが目的。
76回目の今年も「北コース」。かつては、能代市桧山や三種町森岳などを経由する「南コース」と隔年で行っていたが、生徒数の減少に伴い、沿道で運営をサポートできる保護者らも少なくなったため、近年は「北コース」のみで実施している。
男子が同校を発着点に、鶴形、飛根、常盤、朴瀬、向能代、元町、河戸川を経由する35・4㌔。女子は常盤の里交流センター(旧常盤小・中)を出発する19・2㌔。全校生徒552人のうち、部活動の大会や公務員試験を控えている生徒や体調不良者を除く423人(男子197人、女子226人)が臨んだ。
2日午後11時に校内放送による開会式を行った後、女子はバスで常盤の里交流センターへ移動。男子は昇降口前で念入りに準備体操を行い、スタートの時を待った。
塩谷大輔君(3年)は「走るからには1位を目指したい。足の速いクラスメートに食らい付いて、最後の最後で追い越してゴールしたい」と意気込んだ。見上真白さん(同)は「3年生にとって最後の学校行事なので、友達と楽しみながら完歩したい」と話していた。
男子は3日午前0時に、補助員の生徒や保護者、地域住民に見守られる中、号砲とともに同校正門前を勢いよくスタートした。女子は同1時30分に常盤の里交流センター前から一路ゴールを目指し、駆け出していった。
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