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釧路新聞社

天然マリモじっくり観察 阿寒湖9年生、卒業控え貴重な体験【釧路】

マリモを持ち上げ、笑顔で感触を確かめる生徒

 卒業を間近に控えた釧路市立阿寒湖義務教育学校(林政孝校長)の9年生6人が7日、立ち入りが厳しく制限されている同湖チュウルイ湾で、国の特別天然記念物マリモを観察する貴重な体験をした。生徒たちは分厚い氷の下で春を待つ地元の象徴に触れ、新たな思い出をつくった。

 NPO法人阿寒湖のマリモ保護会と釧路市教委の主催。マリモ観察会は年に2回実施されており、5月に4年生、3月は卒業記念授業として9年生を対象に行っている。同湾への立ち入りは、観察会と10月の「まりも祭り」に限られており、天然のマリモと触れ合う機会は数少ない。

 この日は時折晴れ間が差す観察日和。生徒らは同湾到着後、長靴を履いて凍結した湖上を進んだ。はじめに、厚さ36㌢の氷を割ってできた四方の穴(縦横2㍍)から箱メガネを使って、水深約2㍍の湖底に隙間無く並んだマリモをじっくり眺めた。

 直径約20㌢ほどの個体を引き上げ、一人一人持ち上げて感触も確かめると「高級なカーペットみたい」などと独特な感想を述べる生徒もいて、盛り上がりをみせた。

 吉塚洸陽さん(15)と下倉悠杜さん(15)は「湖底をのぞいた時、石みたいにたくさんマリモがあってびっくりした。楽しくて、思い出に残る授業になった」と笑顔。さらに「マリモは阿寒湖の自慢。高校でいろんな人に素晴らしさを伝えていきたい」とも話していた。

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