北村さん「身の引き締まる思い」で角界入り【釧路】
角界での活躍を誓う北村さん
日本相撲協会は14日、大相撲春場所の新弟子検査合格者35人を発表。釧路市出身の東海大札幌高3年の北村悠真さん(18)が合格した。八角部屋(八角信芳親方、元横綱北勝海)に所属する。釧路管内からの角界入りは2009年以来。
北村さんは身長1㍍83㌢、体重165㌔。釧路北中で柔道に親しみ、技量向上を目指して東海大札幌高に進学。無名だった高1の時、八角部屋の関係者の目に留まり、声を掛けられたという。勝負の年と位置付けて迎えた高3の今季は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、インターハイ予選を含めて多くの大会が中止に。柔道での目標を果たせなかったが、気持ちを切り替えて新たな挑戦を決意、八角部屋への入門を決めた。
八角部屋は1993年に独立し、9人の関取を誕生させている。日本相撲協会理事長でもある八角親方が十勝管内広尾町出身ということもあり現在、道内出身力士を9人抱える。08年、09年には2年続けて釧路から八角部屋に入門している(現在は廃業)。
帰省中の北村さんは、新弟子検査合格を受け「身の引き締まる思い」とした上で「感謝の気持ちを忘れず日々、努力していく。期待に応える」と意欲を示した。進路は本人からの事後報告だったという父親の北村勲さん(59)は「厳しい世界だが、けがなく頑張ってほしい」と激励した。
コロナ禍を考慮し、春場所での前相撲は行われず、新序出世披露は5月の夏場所で実施する。
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