全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

釧路新聞社

女優高橋惠子さん主演映画 出身地標茶でも撮影【標茶】

 【標茶】町出身の女優高橋惠子さんが主演を務める映画「うさぎ、追いし(仮題)」の制作が企画されており、高橋さんが生まれ育った同町熊牛原野でラストシーンの撮影を行う予定だ。京都芸術大学の学生とプロが協働で制作し、全国での商業公開を目指すほか、映画をきっかけとした町との交流も構想している。

 今回の映画は、京都芸術大学映画学科の学生とプロが協働で映画の企画、制作、配給などを行い、商業公開を目的としたプロジェクト「北白川派」の第9弾となる予定で、監督と脚本は、同学科教授の山本起也さんが担当する。撮影は山本さんの出身地の静岡県静岡市と標茶町で行う。

 高橋さんは小学6年の時に標茶を離れ、1970年に芸能界入りした。夫で元映画学科長の高橋伴明さんも同プロジェクトに参加していた縁で、山本さんが監督を務めた第3弾「カミハテ商店」(2012年)で主演を務めた。現在は町ふるさと応援大使を務めているほか、ドラマ「コタツがない家」(日本テレビ系)にレギュラー出演している。

 「うさぎ、追いし(仮題)」は、惠子さん演じる女性が死亡し、内縁の夫が死亡届を役所に提出したところ、女性の戸籍がないと判明。夫は女性の痕跡を探し、過去を明らかにしようとする中、逆に「自分は一体誰なんだ」と考えるようになるというストーリー。

 惠子さんから聞いた「私の生まれたところは『熊牛原野番外地』で、人が寄り添わないと生きていけない場所だった」という話や、福岡県で男が無戸籍だった内縁の妻の遺体を約1年間自宅に放置していた事件から着想を得て、映画制作や標茶での撮影を決めた。

 25年1月下旬にクランクインし、2月に熊牛原野で撮影する予定。撮影前後に高校生を対象に映画のワークショップを開くなど、町民との長期的な交流も計画している。山本さんは「フィクションだが、惠子さんの幼年時代の様子も取り入れ、昭和30年代の過酷な北海道で何かをなそうとした人の思いを盛り込む。完成を楽しみに待っていてください」と話していた。

12日に東京都内で開かれた「東京・標茶ふるさと会」で作品について語る山本監督と高橋さん(左から)=標茶町役場提供

関連記事

長野日報社

勇ましい武者人形並ぶ 長野県伊那市の旧井澤家住宅

5月の「端午の節句」に合わせて、長野県伊那市西町の旧井澤家住宅(市有形文化財)は五月人形を40点ほど展示している。来場者らに楽しんでもらう取り組みで、コロナ禍は中断していたものの5年ぶりに企画...

紀伊民報社

華やかトルコギキョウ 母の日前に準備進む

 母の日(5月12日)を前に、和歌山県串本町でトルコギキョウ(リンドウ科)の出荷が続いている。  同町潮岬の花卉(かき)団地にある佐々木信斉さん(37)=串本町和深=の鉄骨ハウスでは、天候不順で...

荘内日報社

白甕社隆盛を支えた人々紹介 鶴岡市大寶館」企画展「庄内美術の粋・100年の歩..

 鶴岡市馬場町の大寶館で第47期企画展「庄内美術の粋~白甕社(はくおうしゃ)100年の歩み~」が開かれている。今年で創立100周年となる庄内の美術団体「白甕社」について、地方美術の振興のため団体の創設に奔...

珍しい白のエゾタヌキ おびひろ動物園で保護も死ぬ

 十勝管内の牧場内で4月23日朝、エゾタヌキの白い個体が衰弱した状態で見つかった。一時保護を経て引き受けたおびひろ動物園が治療していたが、同27日に死んだ。この個体は色素が減少して白くなる「白変種...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク