「松柏の枝豆」直売始まる お盆に合わせ市民買い求める
鶴岡市家中新町の松柏会館で12日、今季の「松柏の枝豆」の直売が始まった。極早生品種が店頭に並び、同市内の13日の「お盆」に合わせ、初物を求める市民らが店頭に訪れた。9月中旬ごろまで販売する。

「松柏の枝豆」の直売がスタート=12日午前、鶴岡市・松柏会館
直売はNPO法人荘内松柏会(佐藤謙理事長)の関連会社「松柏種苗部」(菅原和行社長)が2013年から始めた。同会の枝豆生産者でグループをつくり、だだちゃ豆系を中心に統一ブランド「松柏の枝豆」として販売。独自の手引で品質を統一し人気を集めている。
初日のこの日は「味風香」を約70袋(1袋500グラム)用意。午前9時の開店と同時に、市民が次々と訪れた。近くの梅津りえさん(61)は「朝の散歩で販売を知らせるのぼり旗を見たので、お盆用にとさっそく来ました。松柏の枝豆はおいしいですよね」と話した。東京の知人への贈答用に買い求める市民もいて「発送する前にまずは自分で味見する。楽しみ」と笑顔を見せていた。
7月は日曜の販売を休み、8月は毎日営業予定。当面は味風香、おつな姫、7月下旬からだだちゃ系の庄内1号、早生甘露などを販売予定。価格は全品種統一で1袋500グラム入り650円(税込み)。販売時間は午前9時―午後4時(土曜は正午まで)。全国発送も行う。問い合わせは松柏種苗部=電0235(23)8955=へ。
荘内松柏会は1936年、庄内一円の農業青年らで結成。農業技術の研修や良種苗の配布、米の品評会などを行い、庄内の風土に根差した篤農家を育成。だだちゃ系枝豆の庄内1号、3号などは会員が育種、継承している。
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