珍種のエビ展示 京大白浜水族館
白浜水族館で展示されているイッカクヒメセミエビ(和歌山県白浜町で)
京都大学白浜水族館(和歌山県白浜町)は、背中に特徴的な角がある「イッカクヒメセミエビ」を展示している=写真。県内での採集は初めてという。
日本での捕獲例が少ないため、生きた状態の展示は珍しい。現在、国内で展示しているのは同館と鹿児島県のいおワールドかごしま水族館だけだという。
白浜水族館は、みなべ町の漁師から購入した。よく似ているヒメセミエビとして展示していたが、調べたところイッカクヒメセミエビであることが分かった。
展示している個体は全長10センチほどで、体色はヒメセミエビに比べて淡い。雑食で、白浜水族館では魚の切り身や海藻を餌として与えている。
飼育員の原田桂太さん(36)は「ヒメセミエビとイッカクヒメセミエビを同じ水槽で見比べできる機会はなかなかないので、違いを探してほしい」と話している。
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