社会人の心構えマナー学ぶ
今春に就職を控え、社会人になる高校3年生を対象に、社会人としての心構えやビジネスマナーなどを学ぶ「新社会人スタートセミナー」が15日、鶴岡市のマリカ市民ホールで始まった。19日までの5日間にわたって開催され、同市や三川町内の事業所へ就職する庄内一円、山形市の高校生総勢160人余りが参加する。
新社会人の基礎講座、コミュニケーション・スキルアップ講座、製造・生産現場の基礎講座、実践的ビジネス・接客マナー講座の4つを展開し、各講座に専門講師を迎えて実施。自由参加制で生徒は最大で3つ受講できる。
初日は新社会人の基礎講座が開かれ、およそ70人が参加。講師を務めたキャリアカウンセラーの鈴木奈智子さん(メルサ専務取締役)=宮城県仙台市=は冒頭、「3月31日までは高校生だが、4月1日からは社会人。この1日の違いは何かをよく考えましょう」と話し、高校生に社会人としての自覚を意識づけた。
座学では、相手への配慮や思いやりを示す方法の一つとして「クッション言葉」があることや、丁寧・尊敬・謙譲語の使い分けなどを指導。高校生同士がペアになってお辞儀の角度を確認し合い、自己紹介などを練習した。
同セミナーは、新しい生活環境への不安を少しでも軽減し、若い人材が定着して働けることを目的に庄内地域産業振興センターと市商工課が主催し、2006年から開催している。

お辞儀の角度などマナーの基本を確認した
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