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ワイン城動画 海渡る 池田出身の八木さん制作

 池田町出身の農業八木賢太郎さん(37)=帯広市在住=が撮影・編集したワイン城のPR動画が25日から、日本政府観光局(JNTO)のシンガポール、マレーシア・クアラルンプール両事務所のフェイスブック(FB)で配信されている。海外で“ワインのまち”池田のシンボルが大きな話題になっている。

GoProカメラを手にワイン城のPR動画を紹介する八木さん

 バーチャル旅行を楽しむ企画「Fun From Home」の一環で、動画著作権は池田町。Fun From Homeは、コロナ禍の収束後に日本を最初の旅行先に選んでもらうことを目的に、日本の魅力をSNS(インターネット交流サイト)を通じて発信している。JNTOシンガポール事務所が企画し、シンガポールに駐在している自治体などを対象に英語のコンテンツを募集した。

 これを受け、自治体国際化協会シンガポール事務所に派遣されている池田町職員の今井秀敏さん(44)を橋渡し役に、英会話ができて趣味で動画撮影をしている八木さんに協力要請があった。八木さんが撮影した動画は北海道ASEAN(東南アジア諸国連合)事務所を通じて応募され、採用された。

 ワイン城のPR動画は全9分35秒(クアラルンプール事務所配信分は6分53秒)。コロナ禍において9月に始まったワイナリーツアー(ガイド付きで製造施設内を一般開放)を中心に撮影している。ワイン城東側にあるC倉庫内のスパークリングワイン製造施設、ワイン城の地下熟成室や1階ブランデー蒸留室、町営のブドウ畑(ツアー外)などを紹介。ナレーションは全編英語で、著作権フリーのBGMも入れた。

 八木さんは池田町の小中学校を卒業後、米国メイン州にある全寮制の高校に留学し、英会話を習得。現在は妻、2人の子どもと帯広で暮らしながら、実家の池田町で就農している。

 農作業の傍ら、睡眠時間を削ってPR動画の撮影・編集に没頭。撮影には、以前わが子を撮影するために購入したという、動きのあるシーンなどに強い小型軽量・防水設計のGoProカメラを活用した。八木さんは「友達を喜ばせようという気持ちで撮影・編集した。お酒が好きな人も、そうじゃない人も楽しんでもらえるような映像に仕上がった」と胸を張る。

 JNTOによると、シンガポール事務所のFBのフォロワーは91万人、クアラルンプールは24万人で、両事務所で100万人超のフォロワーがいる。

 JNTOではほかにも、上川管内東川町の旭岳の登山映像(10月21日~)など日本各地の観光名所の動画を配信する。

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