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紀伊民報社

田んぼアートで稲刈り 龍神中2年生が手伝う

手分けをして稲刈りをする龍神中学校の生徒(28日、田辺市龍神村安井で)

 和歌山県田辺市龍神村の住民でつくる実行委員会(冨田進委員長)が、今年も龍神村安井の休耕田を利用して取り組んできた「田んぼアート」の田で28日、稲刈りがあった。実行委のメンバーに加えて龍神中学校の2年生が手伝った。
 今年は、龍神温泉をPRする「温泉マーク」を稲穂が赤色のカンニホ、黄色のイクヒカリで描いた。作柄はまずまずだが、一部の稲で害虫被害が出たという。
 田んぼアートには、2014年から田辺周辺ふるさと市町村圏事業の助成を受けて取り組んでいる。これまで温泉マークの他にも、地元の民話などを題材に多い年は3枚の田んぼに異なる絵柄を描いてきた。田植えや稲刈りは、龍神中や南部高校龍神分校の生徒が手伝ってきたが、今年は新型コロナウイルス感染予防のため、生徒は田植えに参加しなかった。温泉マークを描いた田以外の2枚の田にも、イクヒカリとカンニホを実行委のメンバーらが植えた。
 この日の稲刈りに先立ち、冨田委員長(72)らが3枚の田んぼに育ったイクヒカリだけ刈って、脱穀を済ませた。そのうち約160キロは龍神中に寄贈。同校では毎年、収穫した米を給食で食べている。
 龍神中からはこの日、2年生が参加。田んぼで整列した生徒を前に冨田委員長が鎌で刈る方法を教え、けがをしないように呼び掛けて「まず最初に全員で手分けをして稲を刈って、近くに置いて束ねること。その後、稲を干す作業に移るように」などと手順を説明した。
 生徒は鎌を手に長靴を履いて田んぼに入ったが、ぬかるんだ所もあって、泥だらけになって作業を進める場面も見られた。
 昨年も稲刈りに参加した学級委員の寒川康太君(14)は「温泉マークは思っていた通りにできたと思う。田んぼはぬかるんだ所があって、刈った稲を落とさないように気を付けた。もらったお米を給食で食べるのが楽しみ」と話した。

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