レジにアクリル板で新型コロナ対策

アクリル板が設置されたレジ(グッデイ宇部西店で)
新型コロナウイルスの感染拡大で7都府県に初の緊急事態宣言が発令され、山口県でも周南地域で陽性確認が相次ぐなど緊迫感が高まっている。宇部市厚南妻崎開作のホームセンター、グッデイ宇部西店(吉田稔店長)では発令日の7日、飛沫(ひまつ)感染防止のため、客と従業員を隔てる透明のアクリル板をレジに設置。順番待ちの客同士が接近しないよう2㍍置きに足形の誘導シールも張り、感染防止に全力を挙げている。 本社(福岡市博多区)が宣言の対象地域になったこともあり、九州・山口の全65店舗で安全対策を強化。宇部西店でも「レジでは2㍍空けて並んで」との放送を繰り返し流している。「お客さまと従業員の安全に配慮し、ホームセンターとしてもスーパーやコンビニと同様、営業を続けて必要な商品を届けたい。一部入りづらい商品もあるが、冷静に行動してほしい」と吉田店長。 同店では1月下旬からマスクが品薄となり、今はほとんど入荷が無い状態。代わりに綿ガーゼ布巾とゴムで作る「手作りガーゼマスク」コーナーが人気を呼んでいる。手指消毒ジェル・液や除菌シートも品薄状態が続き、体温計は欠品中で入荷が不安定。使い切りのゴム手袋、ハンドソープ、せっけんもよく出ている。一時騒動となったトイレットペーパーやティッシュペーパーは落ち着いてきた。家にいる時間が長いため、カップ麺や菓子、飲料水、夏野菜の苗や花など園芸品の売り上げが伸びていると言う。 市内のあるドラッグストアでも3月に入って体温計が品切れになった。マスクの入荷日には100人ほどの行列ができるが、全員に行き渡るとは限らない。消毒用の塩素系漂白剤、使い捨てのゴム手袋、冷凍やレトルト食品、酒類を買い求める人も多い。
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