県は24日、動物愛護週間に合わせ、ラグーナテンボス（蒲郡市）のフェスティバルマーケットで動物遺棄防止を呼び掛ける啓発活動を行った。 　「あいち動物遺棄防止キャンペーン」の一環で、動物を捨てるのは犯罪であることを呼び掛けるのが狙い。動物愛護週間は20日から26日まで。 　この日、県動物保護管理センターの職員らは「捨てないで」と犬が訴え掛けるような写真を載せた啓発クリアファイル２００部余を１時間かけて配布した。 　愛犬のチワワを散歩中だった蒲郡市在住の女性（51）は、クリアファイルを受け取って「かわいい動物を捨てるなんてとんでもない。最後まで責任を持って飼うことを肝に銘じてほしい」と話した。 　また、同センター東三河支所では飼い主の募集は随時行っている。対象は飼育可能な住居を持ち、家族全員が飼育に賛成している20歳以上の県内在住者で、犬を３頭以上または猫を４頭以上飼育していない人。

　同センターの中村聡所長は「最後まで責任を持って飼っていただける方を募集している。中には１度引き取っても返却を申し出る人もいる。（引き取り後も）ワクチン接種や検査を行い、犬や猫を幸せにしてほしい」と語った。 　申し込みは電話番号０５３２・３３・３７７７へ。受付時間は平日午前９時から午後５時まで。