新千歳、国際線が再開 国内線の9割運航回復

運航が始まった国際線では出発ロビーに旅客がごった返した=8日午前8時20分ごろ
胆振東部地震の影響を受けていた新千歳空港は8日午前、国際線の運航を開始した。国土交通省新千歳空港事務所によると出発と到着の合計で91便を運航する予定で、出発ロビーは多くの旅客でごった返した。国内線は約9割の便が運航予定で、航空機の運航状況は回復に向かう見通しだ。
国際線ターミナルビルは飲食店や物販店など一部を除き、午前6時に開放。バンコクから乗客・乗員120人を乗せて飛び立ったタイエアアジア便Xが9時15分ごろに到着し、運航が再開した。3階の出発ロビーは旅客が長蛇の列を作り、搭乗手続きを待っていた。
国内線は「9割方運航は元に戻っている」(同事務所)。航空各社によるとANAは出発と到着の合計で140便、JALは92便を運航する予定だ。
同事務所によると同日の欠航便は、午前9時現在で出発と到着の合計で36便。このうち国内線は35便、国際線は1便。
空港ビルでは7日から8日にかけて約1200人が空港に滞留した。管理会社の新千歳空港ターミナルビルディングは、午後8時から毛布を配布するなどして対応。空港ビルは地震当日の6日は水漏れなどで終日閉鎖され、7日は国内線の運航再開により出発・到着ロビーが供用され、旅客で混雑していた。
関連記事
和歌山大・慶応大と連携協定 教育のICT化推進
和歌山県教育委員会は29日、ICT(情報通信技術)を活用した教育について協力をもらおうと、和歌山大学や慶応義塾大学SFC研究所と連携協定を結んだ。 県教委は来年9月までに、県立学校や県教育施...
生誕120周年記念コンサート 来月8日、知里幸恵 銀のしずく記念館 登別
「アイヌ神謡集」の著者知里幸恵(1903~22年)の業績を伝える登別市の「知里幸恵 銀のしずく記念館」(登別本町2)は6月8日午後3時から、生誕120周年記念コンサートを開催する。出演予定だったフ...
早乙女ら献上米のお田植【山口】
秋の宮中行事「新嘗祭(にいなめさい)」に献上される米のお田植え式が27日、山口市仁保上郷の平岡武さん(67)の水田で行われた。平岡さん、JA、市の関係者、早乙女が一緒に田んぼに入り、「恋の予...
映えるゴテチャ、6月上旬まで見頃 二俣瀬車地【宇部】
宇部市二俣瀬車地の畑で、アカバナ科の花「ゴテチャ」が見頃を迎えた。赤、白、ピンク色の花弁が風に揺れ、辺りは華やかな雰囲気に包まれている。 畑は約1000平方㍍あり、管理するのは近くに住...