保育園に生きたイカのプレゼント
山口県漁業協同組合須佐支店の須佐一本釣船団(一木清久団長)は29日、山口市大内問田4丁目の大内光輪保育園(山本聴園長、104人)に、須佐産ケンサキイカ10キロを贈った。子どもたちは生きたイカに触り、実際に食べてみて命の大切さを学んだ。贈呈式では、同船団員と共に来園した萩市の藤道健二市長が「ケンサキイカは甘くておいしい。これを機に、ぜひ須佐へ遊びに来て」とあいさつ。同支店運営委員長の久原隆義さん(70)が、代表の園児にイカを手渡した。
ミニプールにイカを放し、触ったり観察したりした。子どもたちはイカに興味津々で、「かわいい」と歓声を上げながら楽しんでいた。同支店では、須佐産のケンサキイカを「須佐 男命(みこと)いか」と名付けてブランド化し、PRに努めている。福祉施設などへのプレゼントは2009年から県内各地で行っており、山口市は2回目。今年は同園の他、黒川の山口あかり園でも実施した。7~9月の土・日曜日には、萩市の須佐漁港で生きた「須佐 男命いか」の直売市を開催する(7月28、29日、8月18、19日は休み)。7月27日には、同会場でいか祭りもある。

イカを持って笑顔を見せる園児(大内光輪保育園で)
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