全国郷土紙連合

全国11新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

島の恵み、おいしく頂く 喜界島で「ジオパクパク給食」 島生まれの黒毛和牛など堪能

喜界島で生まれた和牛を使った給食をおいしそうに食べる生徒たち=26日、鹿児島県喜界町の喜界中学校

 地質や地形から地球の過去を知り、未来を考える場所「ジオパーク」の認定を目指す喜界町は26日、島の食材を使った給食で郷土の恵みを学ぶ「ジオパクパク給食」を実施した。喜界島で生まれ、県本土の肥育農家に育てられた黒毛和牛肉を使用した給食を町内3小中学校に提供。児童生徒たちは濃厚な味わいを堪能し、地域の畜産業への関心を高めた。

 「喜界島ジオパーク」構想の一環。2023年6月に発足したジオパーク構想推進協議会や町防災食育センターなどが協力し、同年9月からジオパクパク給食の取り組みを始めた。月1~2回のペースで実施しており、今回は特別編として島由来の和牛を提供した。

 この日は喜界中学校で3年生を対象とした講話もあった。同町佐手久の繁殖農家、思将太さん(35)が島内の畜産農家や繁殖させている肉用牛について説明した。

 メニューは牛丼。牛肉のほかにも、喜界島産のカボチャやパパイアなど地元の食材がふんだんに使われた。同校では、思さんと隈崎悦男町長、久保康治教育長が生徒らと一緒に会食し牛肉の味を楽しんだ。

 3年生の生徒は「とてもおいしかった。以前、牧場の職場体験で牛の世話をしたときに愛情を持って育てることの大切さを知った。牛丼を食べて命のありがたみを感じた」と話した。

 同協議会の鈴木倫太郎統括研究員は「地域の皆さんと一緒に喜界島の恵みを食育に生かすことができ大変うれしい」と語った。

 町企画観光課によると、日本ジオパーク委員会への登録申請は25年4月を予定。同年夏の現地審査を経て、秋ごろの認定を目指している。

関連記事

中学生が園児や児童を誘導 小浜小中など合同で避難訓練

 【小浜】小浜小中学校で16日、同校と小浜保育所、支援センター職員、小浜消防団、小浜駐在所が合同で津波避難と保護者引き渡しの訓練を行った。  八重山諸島近海を震源とするマグニチュード8(最大震度...

古谷が初出場V/第39回全日本トライアスロン宮古島大会/女子は平柳、初戴冠

 第39回全日本トライアスロン宮古島大会(主催・宮古島市など)は20日、池間島を含む宮古全域を舞台に、161㌔のコースで行われた。古谷純平(33、東京都)が6時間3分57秒で初出場初優勝を果たし、寺澤光介...

「強人」称号手中へ トライアスロン宮古島大会 1491人がエントリー 今..

 第39回全日本トライアスロン宮古島大会(主催・宮古島市など)は20日午前7時に下地与那覇の前浜ビーチを出発、市陸上競技場をゴールとする161㌔で行われる。47都道府県と15の国と地域から計1491人のト...

船浮音祭りを堪能 人口46人「陸の孤島」に700人

 祭りは晴れ空のもと正午に幕開け。トップバッターを飾った池田卓さんはピアニスト・野崎洋一さん、ギタリスト・金川哲也さんらの演奏で「ちばりよー」や「島の人よ」、「教えてくれよ」、「おばあちゃんの...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク