諏訪湖の氷に乗らないで 看板や赤い旗設置で注意喚起 長野県
諏訪湖畔に赤い旗や注意看板を取り付けるメンバー
長野県の諏訪地域振興局や諏訪6市町村、警察、消防などでつくる諏訪地区観光客安全対策推進会議は18日、諏訪湖が結氷した際に氷上に出ないよう呼び掛ける看板や赤い旗を湖畔に設置した。観光客や地域住民らに「氷には厚さや強さにむらがあり、立ち入りは大変危険」と知らせ、氷上からの転落事故を未然に防ぐ。
諏訪市での作業には10人が参加し、観光客が集まる同市石彫公園から諏訪湖間欠泉センターにかけて注意看板や赤い旗、ロープを設置した。
湖周全体で旗は46本、大小の注意看板は43カ所に取り付けた。間欠泉センター、下諏訪町の赤砂崎公園、岡谷市の釜口水門近くの3カ所には今季も、御神渡り(御渡り)の解説文と注意文をセットにした特別仕様の看板を置く。
冬季結氷時は湖周パトロールや防災行政無線でも注意喚起していく。振興局商工観光課によると、昨冬に県に寄せられた氷上立ち入りの目撃情報は1件だったが、広範囲が結氷したり、御神渡りの期待が高まったりすると立ち入りが増える傾向がある。推進会議では、温泉や天然ガスによる薄氷(釜穴)も散在すると指摘し、安全な場所から冬の諏訪湖を楽しんでほしいと求めている。
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