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山形在来作物研究会が文化庁認定 食文化「知の活用」振興優良事例

“在来品種は生きた文化財”伝承 保存の必要性や地域振興への取り組み評価

 在来作物の存在を広めた山形在来作物研究会(会長・江頭宏昌(ひろあき)山形大学農学部教授)が、文化庁の「食文化『知の活用』振興優良事例」の認定を受けた。長年、藤沢カブといった在来作物にスポットライトを当て保存の必要性や地域振興に取り組んできたことが高く評価された。研究会は今月末で20年の活動に終止符を打つ。会長としてけん引してきた江頭教授(58)は「栽培農家の高齢化と後継者問題など課題は山積しているが『在来作物を多くの人に知ってもらおう』という一つの目的は達成したと思う。(認定を受けて)素直にうれしい。お世話になった生産者や会報冊子の作成に携わった多くの人たちに感謝したい」と語った。

鶴岡の暮らしに根付き海外へも波及

 研究会は2003年に発足した。「在来品種は生きた文化財。後世に守り伝えなければならない」―。山形大学農学部に園芸学教員として在籍(1950―76年)した在来品種の先駆者・青葉高氏の言葉に触発された江頭教授が「在来作物の大切さを今一度見つめ直したい。研究者だけでなく地域に開かれたグループを」と3年の準備期間を経て立ち上げた。

 活動の柱は会報「SEED」の発行とフォーラムの開催。年に1回発行したSEEDは創刊号から20号を数えた。第1回フォーラムには県内のほか、北海道や九州の全国から合わせて約200人が集まり、関心の高さを示した。

 2014年に鶴岡市が国内初のユネスコ食文化創造都市に認定されたが、その理由の一つに「多品種の在来作物の食文化が鶴岡の暮らしに根付いている」ことが大きなポイントとなった。飲食店の店主も在来野菜に注目し多彩なメニューを提供するようになったほか、在来品種を取り上げたドキュメンタリー映画「よみがえりのレシピ」が国内とイタリア、アメリカ、中国で上映された。

 こうした社会への波及効果が評価され、文化庁の認定につながった。今回、認定されたのは山形在来作物研究会を含めて全国で25件。今月18日に東京で認定の表彰式が行われた。

 江頭教授は「20年の活動を通して在来種の大切さの道筋はつけたかな、と思う。在来作物に限らず農業全般において温暖化による気候変動が脅威となっている。中でも温海カブは焼き畑を終えた後、大雨の被害を受けてカブが大きく育たない傾向が見られる。どう対応し、守り育てていくかが今後の大きな課題」と話した。

研究会の会報「SEED」の創刊号と昨年の発行で最終号となった20号を持つ会長の江頭教授

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