かるたに一目散 仙人風呂で大会

白熱した新春かるた大会(22日、和歌山県田辺市本宮町で)
和歌山県田辺市本宮町川湯の大型露天風呂「仙人風呂」で22日、湯船に浮かべた木製の札を取り合う「第20回新春!仙人風呂かるた大会」があった。4人一組の15チームが参加し、しぶきを上げながら札を取り合った。
仙人風呂実行委員会が主催、熊野本宮観光協会共催。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となった。例年は参加チーム全体でかるた取りをするが、コロナ禍を考慮し、1試合2チームによる勝ち抜き戦で行われた。
仙人風呂は横幅約28メートル、奥行き約12メートル、深さ約60センチ。平仮名が書かれたはがきサイズのスギ板約250枚が浮かべられ、平安衣装を着た女性がかるたを読み上げると、参加者は一目散にかるたに駆け寄り、目当ての札を探した。
また、競技後にはミニライブや地元産品が当たる抽選会もあった。
優勝は愛知県から初参加の「バカサバイバー」。チームメンバーの田中佑季さん(39)は「本宮に住む友人から大会を教えてもらい、参加した。前日から泊まって、大会前には本宮大社へ参拝しに行ったり仙人風呂に入ったり。大人になってこんなに夢中になれて、めっちゃ楽しい。また参加したい」と話した。
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