八峰町の自然薯掘り名人 今年も〝大物〟ゲット
今年も天然の自然薯を大量に掘り当てた加藤さん
八峰町峰浜石川の加藤直鐵さん(80)が今年も天然の自然薯を大量に掘り当てた。約70本を取り、中には全長1・6㍍の〝大物〟も。加藤さんは「自然薯はすでに予約が入っている人たちに譲る」と話し、毎年心待ちにしている人たちを喜ばせそうだ。
加藤さんは毎年、春から秋にかけて山菜やキノコといった自然の恵みを求めて県内各地の山に出掛けている。地域では自然薯掘りの名人として知られ、過去には全長約1・8㍍の大物を掘り当てたこともある。
今月中旬から秋田市河辺地区や五城目町の山に足を運び、約70本で総重量32㌔のまとまった量を掘り出した。最も長い1・6㍍の自然薯は、重さが2㌔。4時間かけて〝粘り〟強く丁寧に掘った。加藤さんは「重労働だったが、きれいに取れた」と笑顔を見せる。
長年の経験から、地表から伸びたつるの太さや茎の先端の膨らみを見て自然薯の大きさを判断できるという。アイドルグループ・嵐の相葉雅紀さんが出演するテレビ番組で相葉さんがたびたび自然薯を掘っているが、加藤さんは「相葉君に折らずに掘るコツを教えてあげたい」と語るほど腕前に自信がある。
掘った穴はしっかり埋めて帰り、つるが細い自然薯は取らないのが「山のマナー」と加藤さん。お薦めの食べ方は「とろろで食べるのが一番おいしい」と話した。
関連記事
不要ロープ、椅子に変身 蒲郡・形原
蒲郡市一色町のオーダー家具製造販売「woodworks時不知」代表の倉澤真さん(48)は、不要となった繊維ロープを再活用して作ったアップサイクル椅子「KATAHARASTOOL(カタハラスツール)...
デイゴ満開 宮良の「なごみの里」
石垣市字宮良で社会福祉法人沖縄松楓会が運営する特別養護老人ホーム「なごみの里」で、デイゴの花が見ごろを迎えている。 サンダンカ、オオゴチョウとともに県の三大名花であるデイゴ(マメ科、方言...
SL冬の湿原号、利用好調 昨年度並み1万3545人【釧路市】
JR北海道釧路支社(戸川達雄支社長)は、今年度釧網線で運行した人気観光列車「SL冬の湿原号」と「流氷物語号」の利用状況をまとめた。同支社によると、冬の湿原号は、過去10年間で最多となった昨年度と...
諏訪大社上社本宮の重文保存修理事業 3期工事を来月本格開始
諏訪大社は4月から、上社本宮(長野県諏訪市)の重要文化財保存修理事業の3期工事を本格的に始める。3期工事は、勅願殿、勅使殿、五間廊、神楽殿、天流水舎の5棟に対して、耐震補強の基礎工事や建物の...