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地域の伝統芸能に沸く 県民文化フェスタ  奄美群島で初開催

奄美群島各地の伝統芸能が披露された県民文化フェスタの舞台発表=16日、鹿児島県奄美市名瀬

 鹿児島県内の文化団体の祭典「県民文化フェスタ」(県文化協会、同実行委員会など共催)が16日、奄美市名瀬の奄美文化センターであった。奄美群島での開催は初めてで、865人が来場。群島各地から参加した10団体が地域自慢の伝統芸能を披露し、特色あるステージで会場を沸かせた。ロビーには絵画や書、盆栽など165点を展示。来場者は奄美各地に息づく地域文化の豊かさを体感するとともに、芸術の秋を楽しんだ。

 県民文化フェスタは、県内各地の個人や文化芸術団体の主体的で多様な文化芸術活動を後押しし、地域文化の振興や文化交流の活性化を図るのが目的。2010年度に始まり、県内7地域の持ち回りで開催している。

 奄美では当初、20年の開催を予定していたが、新型コロナウイルスの影響を受け、2年連続で延期。初めての開催となる今回は「世界自然遺産登録記念」を冠に掲げた。

 舞台部門は奄美市名瀬の「奄美六調太鼓」のにぎやかな三味線とチヂン(太鼓)の調べで開幕。結成から39年目を迎えた同市笠利町の「大笠利わらぶぇ島唄クラブ」が続いた。奄美大島からはこのほか、大和村大和浜の棒踊り、奄美市住用町西仲間のソオ踊り、宇検村芦検の稲すり踊り、瀬戸内町古仁屋の八月踊りが披露された。

 徳之島と沖永良部島からは飛行機や船を乗り継ぎ、西伊仙東棒踊り保存会、亀津浜踊り保存会、正名ヤッコ踊り保存会、和泊町畦布字伝承芸能保存会が出演。勇壮な棒踊りや、琉球文化が色濃く残る歌舞劇「組踊(くみおどり)」など、舞台を通して各地域の特徴も発信され、観客から盛んな拍手が送られた。

 また、同センターのロビーには絵画、書、写真、盆栽、生け花など多彩な作品が並び、来場者を楽しませた。訪れた愛好家同士が互いの作品をたたえ合ったり、作品のこだわりを語り合う場面も見られた。

 舞台に出演する友人らの応援に駆け付けたという宇検村湯湾の前場貞雄さん(70)は「徳之島や沖永良部島の迫力ある踊りに驚いた。奄美大島とは違う音楽、リズムで面白い」と話し、群島内各地の文化の違いを楽しんでいた。

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