全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

釧路新聞社

新種のアザミ「カリウスアザミ」と命名【標津】

一般的なアザミ(左)とカリウスアザミ。総苞片が少なく、太いのが特徴(標津町ポー川史跡自然公園提供)

 町内の史跡標津遺跡群伊茶仁カリカリウス遺跡指定地内の湿地に自生するアザミ属の花の一部が新種だと確認され「カリウスアザミ」と命名された。湿地に自生する従来のアザミに比べ花が集まる部分が太く数が少ないのが特徴。自然保護活動を40年続けている町は、長年の活動の成果の有益性と湿地の価値を再確認している。

 新種のアザミは2013~15年度に同指定地内での天然記念物標津湿原保存対策調査で見つかり、町が国立科学博物館の門田裕一氏に同定を依頼した。17年7月に標本を採取し調べた結果、新種だと判明し今年6月学会誌に報告された。

 学名「Cirsium yachiyotakashimae Kadota,sp. nov.」は、発見した高嶋八千代氏(釧路市在住)、和名は発見場所にちなみそれぞれ命名された。  花を包む「総苞」を構成する葉のような形状の総苞片の列数が少なく太いのが特徴といい、従来のは10列前後が多いがカリウスアザミは6~7列と少なく、道内で同じ総苞片数のチシマアザミより総苞が太い。

 生育環境も特徴的で、湿地を好む従来のアザミは日当たりの良い場所に生えるが、カリウスアザミはうっそうとした落葉広葉樹林の林床に生えている。門田氏は「このような環境に生えるアザミはほかになく著しい特徴」としている。

 町ポー川史跡自然公園の小野哲也学芸員は「新種発見は長年の努力の成果で喜ばしい。今後は分布範囲を調査し保護方法を検討したい」と話している。

関連記事

宇部日報社

市長賞に花園自治会、春の花壇コンクール、特別賞や最優秀賞決まる【宇部】

 宇部市春の花壇コンクールの受賞団体が決まり、最高賞の市長賞には東岐波の国道190号沿いの花壇を彩った花園自治会(伊藤昌洋会長)が輝いた。市、市ガーデンシティ緑化運動推進委員会(会長・篠﨑圭二市...

紀伊民報社

南高梅が不作 平年の3割弱 梅の着果調査

 JAや日高振興局などでつくる「日高果樹技術者協議会」は19日、和歌山県の御坊・日高の4市町で実施した本年産南高梅の着果調査結果を発表した。主産地であるみなべ町と印南町の着果数は、過去10年平均...

苫小牧市ロゴマーク制定記念 22日に切手シート発売

日本郵便北海道支社は22日から、苫小牧市のロゴマーク制定を記念したオリジナルフレーム切手の販売を始める。84円切手10枚から成るシートで1枚は市のロゴマーク、残り9枚はとまチョップが樽前山山頂に登...

荘内日報社

龍神様とご縁を結ぶ 善寳寺 「辰歳御縁年記念企画」始まる

 鶴岡市下川の龍澤山善寳寺で12年に1度の「辰歳(たつどし)御縁年記念企画」が始まった。本堂で祈祷を受けた後、奥の院・龍王殿を拝観し「龍神様」とご縁を結ぶ。このほか国の重要文化財に指定されている絵画「...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク