全児童がメッセージ 退職の芽室小・佐々木校長に
全校児童713人のメッセージがつづられたアルバムを前に笑顔の佐々木校長
今月末で定年退職を迎える管内町村一のマンモス校の芽室小学校の佐々木修一校長(60)に、全児童713人から感謝のメッセージが送られた。佐々木校長は「一人一人の良さや違いを認め、たくさんの人や考え方に触れながら子どもたちが成長する姿を見ることができた」と大規模校での教員生活を振り返る。
佐々木校長は2015年4月に同校に着任。前任校は音更木野東小で、校長生活のうち7年を大規模校で過ごした。全児童の名前と顔を覚えるため、毎年度、児童の顔写真と名前、きょうだいなどを記した「芽室小の子どもたち」を自ら製本。休み時間も積極的に子どもたちと触れ合ってきた。
児童からのメッセージは、20日に同校で開かれた離任式でサプライズで手渡された。佐々木校長は「びっくりしたのとうれしかったのとで、涙を抑えられなかった」という。
クラスごとにまとめた全22冊のアルバムに、児童1人ずつが顔写真入りのメッセージを寄せた。低学年からは「休みじかんいっしょにあそんでくれてありがとう。おべんきょうがんばります」「高い高いをしてくれてありがとうございます」、高学年からは「先生にほめられてとてもうれしく思いました」「始・終業式のときの面白い話、大切な話、毎回とても楽しみでした」などの言葉がつづられている。
佐々木校長は「退職してからゆっくり読ませていただく。宝物です」と子どもたちの気持ちをかみしめている。
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