全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

紀伊民報社

地球環境考える 富良野自然塾出張講座

指導員の中島吾郎さん(左)から地球の歴史について説明を受ける参加者=田辺市たきない町で

 テレビドラマ「北の国から」の脚本で知られる作家・倉本聰さんが監修する「富良野自然塾・46億年・地球の道」の出張講座が24日、和歌山県田辺市たきない町の新庄総合公園であった。参加者が、地球46億年の歴史を460メートルの距離に置き換えた特設コースを歩き、指導員から生物の進化などの説明を受けながら地球環境について考えた。
 自然塾・創成プロジェクト(東京都世田谷区)主催、C・C・C富良野自然塾(北海道富良野市)共催。紀伊民報、田辺市と同市教育委員会などが後援した。田辺市と周辺町から約20人が参加し、富良野自然塾のプロジェクトマネジャー中島吾郎さん(41)から説明を受けた。
 富良野自然塾は2006年から、ゴルフ場跡地に植樹をして元の森に戻す事業と跡地を使った環境教育事業をしている。この日、参加者は中島さんから「人間が存在するためには空気と水が必要。それらを供給しているのは森」などと植樹の意義を聞き、その後、公園内にパイロンを並べてつくった「地球46億年の歴史の道」を歩いた。
 中島さんは「道」の所々で「40億年前、地球に海ができ命も誕生」「15億年前には大陸が一つになった」「2億年前にやっと恐竜が誕生」などとドラマチックな話し口調で説明。さらに「現生人類の歴史は460メートルのうち2センチほど。18世紀の産業革命以降の200年は0・02ミリ。この短い間に環境が壊されようとしている」と話した。
 その上で未来の地球を考える時のヒントになる言葉として「地球は子孫から借りているもの」というネーティブ・アメリカンの言葉を挙げた。
 両親と参加した田辺市下万呂の山崎悠斗君(11)は「距離で示され地球の歴史がよく分かった。恐竜が最近の生物とも分かり、驚いた」と感心した様子で話した。
 出張講座は23日に串本町、25日は日高川町でもあった。