全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

半世紀ぶりガタンゴトン

田口線廃線50年イベントでトンネルに豆電車走る

 設楽町で2日、田口線(豊橋鉄道田口線)跡となっている町道を舞台にしたイベントが行われた。50年前まで鉄道が走っていたトンネルでは線路が敷かれて豆電車の乗車会が行われたほか、かつて駅のあった清崎-三河田口間で廃線跡を散策し、約500人が参加した。  町民グループ「田口線50の会」(石井峻人会長)が主催。新城市の長篠と同町田口を結んでいた田口線が廃線となって50年を迎え、終点だった三河田口駅周辺は設楽ダム工事により今年で見られなくなることから企画した。  三河田口駅から南1㌔にある第1トンネルは道路が舗装されて町道となっている。イベントではトンネルの南北200㍍にわたって線路を敷き、豆電車を走らせた。  かつて住民らの足となっていた車両「モハ37形」は8・4分の1スケール、貨物車をけん引していた機関車「デキ53」は5・6分の1として“復活”し、参加者らを乗せて走った。トンネル内では「ガタン、ゴトン」と走行音が響き渡った。  豊橋市多米中町から訪れた会社員・内田康夫さん(67)は「小学2年生の時に設楽の親せきを訪ねて電車に乗ったことを思い出します。レトロな雰囲気が良いですね」と話した。  イベントは廃線50年となった1日から2日連続開催だった。石井会長(34)は「駅に別れを告げたり、トンネル内で上映会も行って多くの人たちに支えられて実現できた。これからも田口線が走っていたことを次世代につなぐ活動を続けたい」と感想を述べた。

関連記事

紀伊民報社

シャクナゲ咲く 和歌山・印南の川又観音

 和歌山県印南町川又にある川又観音周辺でシャクナゲ(ツツジ科)が見頃を迎えており、参拝者や写真愛好者が山中に映える鮮やかな花を楽しんでいる。  同町の山間部にある厄よけで知られる観音で、シャクナ...

障害者の芸術イベント アール・ブリュット、苫小牧の2人も活躍

苫小牧市文化会館で3月に開かれた芸術イベント「アール・ブリュットin苫小牧2024」(苫小牧の文化と福祉を考える会主催)では、市内在住のアーティスト2人も活躍した。迷路作家の村川信也さん(50)と...

荘内日報社

プロジェクションマッピング鮮やかに 鶴岡・致道博物館重文「旧西田川郡役所」..

 鶴岡市の致道博物館(酒井忠順館長)にある国指定重要文化財「旧西田川郡役所」のリニューアルオープンを前に19日夜、クラウドファンディング(CF)の協力者を対象にした特別内覧とプロジェクションマッピン...

道の駅おとふけ来場128万人 2年目も好調

 音更町内の「道の駅おとふけ」(なつぞら2、愛称・なつぞらのふる里)が、15日に新築移転オープンから丸2年となった。2年目は、年間来場者数が128万2896人(対前年比14.9%減)で、開業初年(...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク