扇風機の風を受けて回る風車に大喜びの子どもたち＝26日、保健センター

　与那国町社会福祉協議会が26日、町保健センターで「地域の人が教える多世代交流の場・昔の遊びをならう夏休み工作教室」を開き、参加した親子が竹とんぼやアダン葉の風車を作った。講師は田原伊明さん、入福浜扶佐恵さんが務めた。

　前日までに山野からアダンや竹などを切り出して準備。参加者は採寸した後、ナイフやハサミで切ったり、そいだりした。カッターナイフを手にしたものの、削れずに何度も母親の手を借りたり、「見ていると簡単そうだけどな」と首をかしげたりする子どもも。

　アダンや竹の工作で遊んだ経験のない保護者らは、説明を理解し実践するまで時間がかかった。

　完成した竹とんぼは、バランスが悪いのか落下を繰り返したが、子どもたちは室内の扇風機の風を受けてなんとか回った風車には得意そう。羽根のひねり具合で回転が違うことに「すごいすごい」とはしゃいだ。