「とまチョップバス」市内中高生が側面にイラスト、道南バスが1日から期間限定運行
苫小牧の中学校と高校計5校は27、28の両日、道南バス(室蘭市)が苫小牧市内で走らせる路線バス1台の側面に市の公式キャラクター「とまチョップ」を描いた。バスは12月1日から25日まで期間限定運行する予定。誕生日ケーキを見詰めたり、雪遊びを楽しそうに眺めたりするとまチョップの絵が目を引く。

バスの車体に「とまチョップ」のイラストを描く生徒たち=27日、道南バス苫小牧営業所
とまチョップ生誕10周年を記念して道南バスが企画し、市まちづくり推進課が市内中学校、高校の美術部に協力を呼び掛けて実現した。ペンキやはけなどは地元企業の寺石商事、セルオートが無償提供した。
明野中、東中、工業高、東高、西高の5校がバス両側7カ所を2・5メートルずつ区切り、手分けして作業。出入り口の左面3カ所を明野中、東高、西高が、右面4カ所を東中、明野中、東高、工業高が担当した。
各校は11月上旬から急ピッチで絵のイメージを練り、27日、生徒約20人が道南バス苫小牧営業所(新開町)で作業を開始。生徒たちは事前に考えた絵のイラスト案を見たり、プロジェクターで車体に下書きを投影したりしながら描き進め、ペンキで色を塗った。
学校ごとにデザインしたとまチョップはシマエナガとのツーショットや雪だるまの横に立つ姿などさまざまで「すてきな絵ばかり。走っているバスを早く見たい」と明野中2年の嶋津花帆さん(13)。西高校の2年輝川顕さん(17)も「面白いバスになった」と満足そうだった。
車内には苫小牧ふたば幼稚園の年長園児49人が描いたとまチョップの絵を飾り付けて期間中、毎日運行路線を変更しながら走る予定。12月1日午後4時~午後6時はJR苫小牧南口で行われるとまイルスクエアに合わせ、旧バスターミナル南側に展示する。
問い合わせは道南バス苫小牧営業所 電話0144(55)7125。
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