道東道、用地買収完了 阿寒-釧路【釧路】

阿寒IC─釧路西IC間、釧路市鶴野の道道釧路鶴居弟子屈線を渡る陸橋の橋脚
3月の定例釧路市議会で用地収用が終了したと報告された道東自動車道の阿寒インターチェンジ(IC)─釧路西IC間(延長17㌔)について、事業主体の釧路開発建設部は本紙の取材に、全89万平方㍍の用地買収を終えたことを明らかにした。強制的に土地を取得できる土地収用法の事業認定(2018年3月)を受けて取り組んでいた。
2014年度から工事が進む阿寒IC─釧路西ICは、整備に必要な89万平方㍍の用地で過去の原野商法によって非常に多くの地権者が存在したため、買収が難航すると見られていたが、それらの土地は、すべて任意買収で取得できたという。
土地収用法に基づき取得したのは5筆、2万9300平方㍍だけだった。道路計画課と用地課によると、土地収用法の適用は従来、伝家の宝刀的な切り札だったが、最近は道路整備でよく用いられており、阿寒IC~釧路西ICの買収についても「北海道横断自動車道の中でも比較的、地権者の理解と協力を得られている」と説明している。
阿寒IC─釧路西ICの用地は今年1月14日付で移転登記を完了。いよいよ早期開通が期待されるが、開通時期については「まだ説明できる段階ではない」としている。ちなみに2020年度当初予算は北海道横断自動車道の本別─釧路間(事業名)に79億円の事業費を配分している。
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