世界で働く極意学ぶ
東三河の魅力企業スタディープログラム
県は18日、「第2回東三河の魅力企業スタディープログラム」を県立時習館高校(高畑尚弘校長)で開いた。1年生320人が参加。2016年から実施している「東三河若者人材確保支援企業」の一環で、同地域における若者の就職定着を図る狙いがある。 この日は、「ジモトで世界と戦う~東三河から考えるグローバル戦略」をテーマに、映画監督の石川慶氏と大沢二郎・オーエスジー常務、石川誠・豊橋倉庫社長の同校卒業生3人が講演した。 このうち、10月4日公開の映画「蜜蜂と遠雷」のメガホンを取った石川氏は、実体験を基に国際社会で働く上で大切なことを解説。「日本人は自己紹介する時、最初に会社名を言ってから名前を言うが、欧米では逆。『あなたは誰?』『あなたは何ができるの?何がしたいの?』という疑問を常に投げかけられる。(団体ではなく)個人として仕事をしている意識を持たなければ駄目」とアドバイスした。 最後に石川氏は「誰かを代弁するのではなく、あなたのことを相手に分からせることが重要」と生徒に語りかけて講演を締めくくった。
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