道内高校生のスイーツコンテスト「ハイスクールパティシエロワイヤル2019」(実行委員会主催)の本選が4日、三笠市の三笠高校生レストランで行われ、清水高校の作品「十勝の雪どけ」が第2位に当たる優秀賞を受けた。同校の上位入賞は昨年に続いて2年連続。

賞状とトロフィーを手にする(左から)長屋さんと大澤さん
セコマで商品化へ
コンテストは2回目。今回は全道から39作品の応募があり、1次審査で8作品に絞られた。
本選では各チームが2人一組で作品の特徴をプレゼンした後、2時間半の制限時間内で調理。「モンサンクレール」(東京)など13ブランドを展開するパティシエ辻口博啓さんら5人の審査員が、味や見た目などを審査した。
清水高チームは、昨年も出場した長屋綸真さんと大澤凱さん(ともに3年)が、牛乳ムースに小豆と生クリーム、ギモーブ(マシュマロ)を載せた菓子を作った。商品化を想定して工程をシンプルにし、ムースのとろりとした食感にもこだわった。
会場の気温が高く、生クリームが思うような硬さにならず作り直すハプニングもあったが、2人で手際よく調理を進め、終了3分前に完成。昨年の奨励賞(3位)から一つ、順位を上げた。
賞状とトロフィーを受け取った長屋さんは「普段と環境が違うので、本番ギリギリまで2人で考えた。入賞できてよかった」、大澤さんは「練習よりスムーズにできた。小豆の硬さや甘さもちょうどよかった」と喜びを語った。
入賞作品は今後、セイコーマートで商品化される予定。

優秀賞を受けた「十勝の雪どけ」
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