本別、足寄、陸別3町が連携して開発したクラフトビール「エゾヤマザクラビール」の飲食店での一般提供が始まった。現在、本別、足寄町内の3店で扱われており、好評だ。

店頭販売が始まったクラフトビール
同ビールは、3町の商工会や飲食店関係者で構成する「食ブランド構築研究会」(2017年発足、観光地域づくり連携事業)が発案。帯広ビールの十河文英さんに製造を委託した。
3町で盛んな林業を表すエゾヤマザクラが香るように-といった要望も伝え、実際に同サクラを漬け込んで造った。アルコール度は5%。ほのかな木の香りが特徴という。
これまでは、3町内や東京などでのイベントで披露してきたが、次の段階として飲食店で提供することにした。本別では「源すし」(北4)「おやきやTOTTE」(北3)、足寄は「居酒屋いさりび」(南2)でメニューになり、1杯600円。
6日夜、本別町内の主婦仲間で源すしを訪れた川初陽子さんは、クラフトビールを手に「濃厚な味わいだがフルーティー、香りも、のどごしもいい」と感想を語った。
同研究会のメンバーらが出資し、クラフトビールなどを扱う合同会社「三ツ町商会」も立ち上がり、今後はビール提供店舗を増やしたい考え。社員の一人、源すしの池田圭吾社長は「本別、足寄、陸別の町のPRが大きな目的。札幌のビール専門店にも置いてあり、広がってくれたらうれしい」と話す。
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