やまがたの棚田カレー人気!!「崩すのもったいない」 27日も山大農学部食堂で提供
鶴岡市の山形大学農学部・大学生活協同組合農学部食堂で23日、「やまがたの棚田カレー」が提供された。米は暮坪、越沢両地区の棚田で収穫されたものを使用。炊きたてのライスを「棚田」にかたどり、その中にカレールーを入れたもので学生や市民の人気を集めた。

庄内では初の提供となった「やまがたの棚田カレー」
県内では「やまがたの棚田20選」として23カ所の棚田が認定されている。このうち、庄内には鶴岡市の大網、暮坪、越沢、たらのき代の4つ。「棚田カレー」は日本の原風景と言われる「棚田」の美しい景観を守っていこうと県農林水産部が考案した。昨年、県庁や最上総合支庁の食堂で提供したところ、おいしさとユニークさが話題となった。
今回は山大農学部とタイアップ。暮坪地区の棚田で「はえぬき」を作っている奥井厚さんと、越沢地区で「雪若丸」を栽培している五十嵐春政さんの新米を使ったカレーを3日間にわたって提供することにした。
初日の23日は、学生のほかに鶴岡市民も訪れ、プラスチックの型にライスを入れて表現された「棚田カレー」を味わった。注文した男子学生たちは「どこから食べたらいいのか少し迷ってしまう」「ライスとカレールーの棚田をスプーンで崩すのが、どこかもったいない」「とてもおいしい」と笑顔を見せた。

「(棚田カレーを)崩すのがもったいない」と笑顔で話す男子学生
食べに来た生産者の奥井さんは「棚田栽培は水管理が難しいが作柄はまずまずだった。いつも家で食べている米と同じ味。これからも暮坪の棚田を守っていきたい」と話した。
「棚田カレー」は25日の後、27日も提供される。1日限定50食で値段は500円(税込み)。時間は午前11時半から。無くなり次第終了となる。別館の農学部食堂は本館の東側にあり一般も利用できる。棚田カレーの「型」は飲食店用に貸し出しもしている。問い合わせは県農林水産部農村計画課=電023(630)2495=へ。
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