「パラリンアートin山口県」、県内の名所など描く

参加者と一緒に色塗りを楽しむ徳原さん(左、文化会館で)
障害者とスポーツ選手によるアートの共同制作プロジェクト「パラリンアートin山口県」が26日、宇部市の文化会館で開かれた。周南市のパラリンアーティスト・徳原望さんと県内在住の障害者ら20人、スポーツ選手6人が協力し、山口の魅力をモチーフにしたアクリル画2枚を完成させた。一般社団法人障がい者自立推進機構(中井亮代表理事)主催。 同法人は、障害者の芸術的表現を通じ、社会参加と経済的自立を目指して活動する団体。スポーツをテーマにしたアートコンテストなども開催している。 この日は、徳原さんが線画を描いたF15号(652×530㌢)のキャンバスに、参加者たちが色を塗った。防府市出身でパラ射撃の山内裕貴選手、サッカーJ2レノファ山口の永石拓海選手のほか、山口銀行の女子ハンドボールチーム・YMGUTS(山根瑠美主将)の4人も制作に加わり、和気あいあいと筆を進めた。 県を東西に分け、1枚のキャンバスに錦帯橋、もう1枚にフグなどそれぞれ名所や名産品とともに、サッカーや野球などスポーツを楽しむ人の姿を描いた。錦帯橋の絵は同プロジェクトに協賛している山口フィナンシャルグループ(吉村猛社長)に贈呈。もう1枚は、年内に首相官邸に運ばれ、安倍晋三首相に寄贈される。 徳原さんは「思った通り、カラフルに完成した。良い感じにできて幸せです」と成果を喜んだ。中井代表理事は「ここからパラアートの可能性を全国に広め、一人でも多くの才能を活躍させたい」と語った。
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