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酒田芸妓の雅な世界 地元の小中学生 浴衣姿で伝統文化体験

 芸妓(げいぎ)、酒田舞娘(まいこ)について理解を深める講座「雅☆酒田芸妓の世界をのぞいてみよう」が25日、酒田市の花柳界伝承舎「酒田小鈴」で開幕、参加した女子小中学生たちは2回にわたってその雅な世界に触れる。初回は浴衣姿の7人が、同舎を主宰する芸妓・小鈴姐さんらの指導で姿勢や所作を学んだ。

小鈴姐さん(左)から三味線、ばちの持ち方を習う参加者たち=25日、酒田小鈴

 遠隔地貿易の主役だった北前船で栄えた港都・酒田は「東の酒田、西の堺」と称されるほどのにぎわいを見せ、最盛期を迎えた昭和時代初期には約200人の芸妓が妍(けん)を競い合っていたという。

 往時の料亭文化を復活させて地域活性化につなげようと、新田嘉一平田牧場グループ会長(舞娘茶屋 相馬樓樓主)はじめ地元の経済人が中心になり1990年、「港都振興」を設立しスタートしたのが酒田舞娘。舞娘たちは現在、平田牧場の社員として相馬樓を拠点に活躍する他、市「さかた観光交流マイスター」の認定を受けて国内外で酒田をPRしている。

 今回の講座は、次代を担う子どもたちから長く受け継がれてきた酒田の伝統文化について理解を深めてもらうことで、郷土愛を育んでもらおうと、市中央公民館が企画。当初は前年度に開催する予定だったが、コロナ禍で中止となり、この日は市内の小学6―中学3年の女子児童・生徒計7人が参加、小鈴姐さんと共に、酒田舞娘の一千花さん、小鈴姐さんに日本舞踊を習っている女子高校生2人がサポートに当たった。

 浴衣を着付けてもらった参加者を前に、小鈴姐さんが花柳界の歴史、酒田の料亭文化、舞娘誕生に至った経緯を中心に講話。その後、参加者は姿勢や所作、礼儀、三味線の持ち方などを習い、「酒田舞娘の歴史がよく分かった」「長い時間をかけて技を習得することが分かった」と感想。小鈴姐さんは「酒田はすてきな歴史と文化が残る街。歴史・文化は簡単につくられるものではない。品性を持って、この歴史と文化を語り継いでいくことのできる人材を育てたい」と呼び掛けた。

 第2講は8月1日(日)で、参加者は相馬樓で舞娘の仕事を体験する。

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