初日から白熱 囲碁・本因坊戦能代対局始まる

対局に臨む井山本因坊(右)と2手目を打つ芝野王座(24日午前9時、能代市柳町の旧料亭金勇で)
囲碁の第76期本因坊戦7番勝負(毎日新聞社など主催)の第2局が24日、能代市柳町の旧料亭金勇で始まった。歴代1位の10連覇を目指す本因坊文裕(もんゆう)(32)=井山裕太九段=と、前期の雪辱を期す芝野虎丸王座(21)が初日から盤上で熱戦を繰り広げた。対局は25日午前9時に再開し、夜までに決着する見込み。
昨年の第75期本因坊戦第2局として開催予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で中止となり、1年越しの開催。能代開催は3年ぶり4回目となった。今回は感染拡大防止のため、恒例の大盤解説会や記念囲碁大会といった記念事業や前夜祭、プロ棋士による指導碁などはすべて中止し、対局のみとなった。
名人、棋聖と合わせ3冠を保持する井山本因坊は前期で芝野王座を4勝1敗で退け、二十二世本因坊秀格(高川格九段)と並ぶ歴代2位タイの9連覇を達成。今期で二十五世本因坊治勲(趙治勲九段)と並ぶ歴代1位の10連覇を目指す。
19歳で史上最年少名人となった芝野王座は昨年に十段を獲得し、王座と合わせ3冠を達成。その後、井山本因坊に名人を、許家元九段に十段を奪われ王座のみとなった。
両者の七大タイトルの成績は井山2勝、芝野1勝でほぼ互角。群馬県高崎市で11、12の両日に開かれた本因坊戦第1局では井山本因坊が芝野王座に先勝した。
金勇2階の大広間に設けられた対局場に午前8時55分、芝野王座が入室し着座すると盤上を丁寧に拭き清めた。2分後に井山本因坊が上座に着くと、お茶が出され対局を待った。
主催者や日本棋院能代山本支部関係者らが見守る中、午前9時、立会の二十四世本因坊秀芳(しゅうほう)(石田芳夫九段)が「時間になりました」と告げると、先(黒)番の井山本因坊が初手を右上隅小目(17四)に着手、芝野王座が左下隅星(4十六)に応じ、2日間にわたる熱戦が始まった。
対局は接戦のまま午後5時17分、井山本因坊が83手目を封じて、打ち掛け(中断)となった。25日は封じ手を開封し、芝野王座の84手目から打ち継がれる。
本因坊戦は棋聖戦、名人戦と並ぶ三大棋戦の一つで、1939年に始まった国内最古のタイトル戦。今期は7月まで国内7会場で開かれる。
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