「伊那谷ガレット」家庭でも 協議会がキット販売

家庭でガレットを楽しんでほしいと、協議会が販売を始めた「ガレット・キット」。生地を丸くのばす「トンボ」は地域材で作られている=伊那市西町・kurabe
そば粉を使った料理「ガレット」の提供店でつくる信州伊那谷ガレット協議会は、家庭でも伊那谷ガレットを楽しんでもらおうと、地元産のそば粉とレシピ、生地を丸くのばす道具「トンボ」をセットにした商品「ガレット・キット」の販売を始めた。トンボは地域の間伐材や伐採木を有効活用し、伊那市内の木工業者が手作りする品。ホットプレートやフライパンで気軽に作って味わい、「伊那谷の豊かさを実感して」と呼び掛けている。
3点セットと、そば粉とレシピだけの2点セットを用意した。ガレット用に挽いたそば粉は300グラム入りで、6人分が作れる。トンボは上伊那のスギやアカマツ、サクラなどを材料に、同市荒井の「やまとわ」が製作。先端が丸みを帯びた棒状のタイプと板状の2種類あり、好みの形や樹種を選べる。
協議会では、伊那谷ガレットを名物にするためには、家庭に普及させて食文化にする必要があると考えた。キットは地域の林業、農業、飲食業のパッケージとも言え、渡邊竜朗代表は「ガレットを作りながら、伊那谷がまぶたに浮かんでくるような商品にしたかった」と話す。
上伊那は地形や温度がそばの生育に適し、そば粉も良質で知られるが「辰野町から飯島町、中川村まで、味や性質は地域で異なり、それぞれの良さがある」と協議会。この先、地域別のそば粉キットも作りたいとし「そば粉、ガレットで上伊那を巡れるようになれば」としている。
価格は3点セットが2500円(税別)、2点セットが800円(同)。伊那市西町の飲食店「kurabe」で販売している。新築された伊那バスターミナル内「ここい~な」にも150グラム入りの2点セットを置いている。
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