県漁協青壮年部連合会防府支部が海のごみを自主回収

回収したごみを分別する部員たち(床波漁港で)
宇部、山陽小野田市など県内5市の県漁協8青壮年部で組織する県漁協青壮年部連合会防府支部(村上幹男支部長、112人)は22日、レジ袋などのプラスチックごみや空き缶など操業中に取れるごみを漁港に集め、分別する作業を行った。世界的な問題となっている海の環境悪化を懸念し、行政の協力を得て実施した県内初の取り組み。 東岐波、床波、宇部岬の3漁協の青壮年部(部員計30人)は床波漁港にそれぞれが回収したごみを集めた。部員の多くは底引き網漁を行っており、網にかかったごみがほとんど。ここ数日は天候が荒れていたこともあって、漁に出た日は2日だったが、集まったごみの総重量は272㌔。最も多かったのは可燃ごみの144㌔で、この中にはレジ袋なども含まれている。また、空き缶だけで47・5㌔も集まった。 ごみは手作業で分別。長く海底にあったものには砂泥が詰まっており、家庭用の高圧洗浄機で洗い落とした。缶などにはハングルで記載されたものもあり、瀬戸内だけでなく広範囲から集まっていることが推測される。フライパン、バイクのヘルメット、幼児用のおもちゃなど、なぜ海底からと思わせるものも多くあった。 今後も自主回収作業は続けたい考え。村上支部長は「レジ袋などのプラスチックごみは確実に増えているし、最近では不織布マスクも多くなった。衣類も多く、テレビ、炊飯器、冷蔵庫などの家電が引っ掛かることもある」とし「漁師としては漁具が傷むことはもちろん、生態系にも影響が出ていると感じる。この現状をまず知ってもらいたい。陸上でのポイ捨てが巡り巡って海に流れ着くので、ごみは正しく捨ててほしい」と訴えた。
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