台風19号から1年 被害の果樹園待望の収穫

赤く実ったリンゴを収穫する笠原果樹園の笠原清一さん=9日、箕輪町中箕輪
諏訪市小和田のリンゴ農家など12軒でつくる小和田果樹組合は、加盟8軒が箕輪町に持つ畑で昨年10月の台風19号の被害を受けた。このうち同市渋崎の笠原果樹園もリンゴ畑約140アールで落果などを経験。同園の笠原清一さん(63)は「本当に悲しかったよ」と振り返りながら、待ち望んだリンゴの収穫に追われている。
この1年間、園主で息子の大吾さん(35)と傾いた木の復旧や今後の被害を最小限に抑える対策に注力してきた。最も被害が大きかった約40アールの畑は特に対策を強化。木を支える棚に風向きと逆にワイヤを張ったり、さらに傾いた木は支え木や支柱を複数設置したり。今秋、赤や黄に色づいた実を結んだ。「木は弱っているので2、3年様子を見て、必要なら新しい木に植え替えたい」(清一さん)といい、復旧の道のりは続く。ほかに費用がかかる防風ネットの代わりに自身で考案したネットを張るなど工夫を凝らしている。
今後も異常気象による豪雨への不安は残る。清一さんは「もう台風シーズンは嫌だね」と胸の内を明かしつつ、「待っているお客さんがいることがありがたい」。大吾さんは「今年は何とかなってくれた。普通に収穫できるのがありがたい」と二人そろって感謝を口にしていた。
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