宇部労働会館が閉館へ

建設から21年で閉館・解体が決まった宇部労働会館(西平原4丁目で)
宇部市西平原4丁目にある宇部労働会館が9月末で閉館する。建物は12月末までに解体し、さら地にして市に戻す。財源が乏しく、頼みの綱だった市助成金の打ち切りもあって、施設の維持・運営が困難になった。労働団体が結集して1956年に松山町1丁目に誕生した初代会館から数えると、64年にわたって労働者の拠点だった建物が姿を消す。 初代の会館は県と市の補助を受け、現神原ふれあいセンターの場所に建設。労組の集会の他、大会堂では映画会や演芸会など文化活動も盛んだった。老朽化と、ふれあいセンターの用地確保の声に応え、99年にパルセンター宇部の駐車場だった現在の市有地に移転した。 施設名と同一名称の管理・運営組織、宇部労働会館が建て替えた施設は、鉄骨2階建てで延べ床面積は494平方㍍。1階には30人収容の会議室や事務室、2階には防音構造のある50人収容の会議室や和室を配置した。初代の解体や現会館の建設資金には、移転に伴う市からの補償金(約7800万円)を充てた。 市の助成金はかつて年150万円あったが、近年は段階的に減額され、2020年度で打ち切られることが決まっていた。貸館業務に加えて、ホームページを作成し、市民向け文化講座や教室の開催で収入増を試みたが、減額分はカバーできず年々赤字が増大。17年度から閉館の検討を始め、翌年には21年3月末をめどに閉じる方針を決めていた。 ただ、移転時に市との間で、事業廃止の際には建物を撤去し、さら地で返却する契約をしていたため、撤去・整地費を試算した結果、今年度いっぱいの事業費は捻出できないと判断し、半年間前倒しして活動を停止することにした。 現組織には26組合、4個人が所属。理事長の沖中康セントラル硝子労組宇部支部長は「直面する運営状況を踏まえ、やむなく閉館することになった。これまで関わってこられた単組や利用者の方々に感謝する」と話した。
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