悪疫退散 祈りの大輪

悪疫退散祈願として熊野川の河原から打ち上げられた花火。田んぼの水面にも映っている(1日午後8時ごろ、田辺市本宮町で)=露出時間約30秒
新型コロナウイルス感染症の終息を願うとともに花火で笑顔を届けたいと、1日午後8時、全国各地で花火が一斉に打ち上げられた。「よみがえりの地」と呼ばれてきた熊野本宮でも、世界遺産・熊野本宮大社(和歌山県田辺市本宮町)の旧社地・大斎原(おおゆのはら)の近くで祈りの大輪が咲いた。
日本煙火協会(東京都)青年部に属する有志が「悪疫退散」を祈願し、見る人に笑顔になってもらいたいと「チアアップ!花火プロジェクト」として企画した。「3密」(密集・密接・密閉)を防ぐために打ち上げ場所は公表せず、打ち上げ時間も「5分以内」などの条件を設けて全国に参加を募ったところ、163社がプロジェクトに参加した。
この取り組みに賛同し、本宮町で花火を打ち上げたのは三重県熊野市にある「和田煙火店」。同社は本宮町で毎年開かれているイベント「八咫(やた)の火祭り」で花火を打ち上げており、「悪疫退散祈願の花火にぴったりの場所」として、日本一の大鳥居がそびえる大斎原の近くでの打ち上げを計画した。
この日は、熊野川の河原から2~4号玉計75発が次々と打ち上げられ、数分間、熊野本宮の夜空を彩った。
同社の梅田祐加子専務(51)は「一日も早い新型コロナウイルスの終息を願うとともに、ご覧になった方がちょっとでも笑顔になってもらえたらうれしい」と話していた。
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