能代バスケミュージアムが移転再開

展示スペースは3倍の広さになった(能代市柳町で)
能代市が平成24年に開設した「能代バスケミュージアム」が1日、同市柳町でリニューアルオープンした。手狭だった畠町から展示スペースが3倍になった空き店舗へ拠点を移し、高校バスケットボールの伝統校・能代工高の活躍を伝える資料などを拡充した。動画ブースや特設コーナーも設け、バスケファンが長時間滞在できるよう一新。「バスケの街」をPRするとともに、柳町商店街の真ん中にある立地を生かし県外客らの回遊が期待される施設の新装オープンを関係者のテープカットで祝った。
移転先は、展示スペースとして活用する1階170平方㍍は旧ミュージアム(50平方㍍)の3倍以上の広さがある。昨年10月に柳町商店街振興組合が市に移転を要望していた。
新ミュージアム前で斉藤市長、渡辺優子・市議会議長、七尾明英・市バスケットボール協会長、荒川正明・能代工高校長、塚本正・柳町商店街振興組合理事長、大塚和敬・バスケの街づくり推進委員会前委員長がテープカットした。
市長は「ミュージアム開設は、月刊バスケットボール元編集長の島本和彦さんの資料提供がきっかけ。加藤広志先生の遺族やバスケファンから多くの資料を頂き、畠町が手狭になったためリニューアルオープンした。能代の誇りである能代工の資料も多く展示した。バスケの街を全国にPRしたい」とあいさつした。
能代工バスケ部のほかBリーグ秋田ノーザンハピネッツ、NBAなどの関係グッズや記録、書籍などを多数展示。33回全国制覇し能代工をバスケの名門に築き上げた元監督の加藤広志さん(故人)を紹介するコーナーを新設し、加藤さんがバイブル代わりに読み返していた指南書や宝物にしていたペンケースなどをガラスケース越しに並べた。
能代工OBで日本人初のNBAプレーヤーとなった田臥勇太選手(宇都宮ブレックス)がサンズに所属した時のサイン入りユニホームも展示。高校全国大会や世界選手権、NBAなど約1千枚のDVDを観賞できる個室も2部屋用意した。DVDは記録の劣化を防ぐため、職員がビデオテープから1本ずつ変換した。
来館者には新型コロナウイルス感染拡大を受けて中止となった能代カップの「お蔵入りポスター」や能代工バスケ部のクリアファイル、マスコットキャラクター「白神ねぎのん」の缶バッジをプレゼント。市内の男性は「見違えるほど立派になった」と驚いていた。
職員は「選手名簿が載った貴重な各種大会のパンフレットもそろえ、コアなファンも読みたがるような関連書籍も増やした。いろんなレベルの楽しみ方ができるよう工夫した。椅子と机も用意したので何時間でも楽しめる」と話す。
旧ミュージアムの年間来館者数は4800人が最多だが、移転後は5千人を目指す。2階に事務所を構える市市民活力推進課の水木順仁主任は「商店街と連携し、広志先生が記録したバスケのスクラップを各店に置いたり、各店のランチとタイアップした企画を行うなどして人が回遊する仕組みをつくりたい」とミュージアムを活用した商店街の活性化も重視している。
開館は午前9時30分〜午後6時。年末年始を除き毎日開館する。歩いて2分の距離にある市役所やイオン能代店の駐車場が無料で使える。連絡先はバスケミュージアム(☎0185・88・8876)。
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