全国郷土紙連合

全国11新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

荘内日報社

抗がん剤効果高める「SLFN11」 新機能発見

 鶴岡市の慶應義塾大先端生命科学研究所(冨田勝所長)の村井純子特任准教授らのグループは25日、抗がん剤の効果を飛躍的に高めるとして近年、世界中で注目を浴び、研究されているタンパク質「SLFN11(シュラーフェンイレブン)」に、抗がん剤の投与下でストレスや免疫反応に関する遺伝子群を活性化させるなどの新たな機能を発見したと発表した。米国立衛生研究所との共同研究で、同日付の米科学誌「セルリポーツ」電子速報版に論文が掲載され、高校生研究助手として任用された鶴岡中央高の生徒3人の名前も研究協力者として載っている。

 SLFN11は、がん治療薬として使用される白金製剤や卵巣がんに対し承認されたPARP阻害剤の抗がん効果を高めるとして、これまでに抗がん剤投与下でDNAとタンパク質の複合体に結合し、DNAの複製を止めることが分かっている。今回の研究では、SLFN11にはこの複合体の構造を変化させる働きがあり、同時にストレスや免疫反応に関わる遺伝子群の発現が数倍―数十倍に高まることを発見した。

 SLFN11の働きには未解明な部分が多く、SLFN11の有無で患者にとってより適切な薬が選択でき、抗がん剤の効果を事前に予測できる“バイオマーカー”になるとして注目され、世界中で研究が進められている。村井特任准教授は今回の研究成果を抗がん剤の抗がん効果を高めるメカニズムの解明にもつながるとして、「将来、薬の無駄打ちがなくなり、薬の選択性がより高まれば」と展望を語り、今後さらに詳細に解析するとしている。

左から村井特任准教授、渡部さん、佐藤謙乃介さん、佐藤結さん

 昨年5月から高校生研究助手として、鶴岡中央高普通科2年の渡部智大さん(17)と佐藤謙乃介さん(17)、同1年の佐藤結さん(16)が携わった。授業終了後、平日は毎日のように研究所へ通い、解析装置を使って細胞を判別するセルカウントや実験結果のデータ入力などを分担して行った。生徒たちは「自分のやってきたことが表に出るとうれしい」「ミスをしないように心掛け、不明な点は積極的に聞いていった」などと振り返った。村井特任准教授はアメリカから帰国後、2018年に慶應先端研に着任。「高校生と聞いて初めはどうなるんだろうと半信半疑だった。洗い物や掃除、ごみ捨てなどもしてもらい、とても助かった」と笑顔で高校生研究助手たちの活躍をたたえた。

関連記事

北羽新報社

能代市の7小学校で卒業式 思い出と期待胸に学びや巣立つ

 能代市内の7小学校で10日、卒業式が行われた。真新しい制服に身を包んだ卒業生たちは、6年間の思い出と中学校生活への期待を胸に、慣れ親しんだ学びやを巣立った。  このうち、向能代(大高智久校長)...

宮古の民話、ネットで公開 国語研と宮古島市 次世代継承へ連携

 国立国語研究所はこのほど、宮古島市に伝わる民話を映像化し、動画配信サイト「YouTube(ユーチューブ)」で一般公開した。題名は「知恵息子と砂川牧」(ちえむすことうるかまき)。1987年に収録し...

八重山芸能 美しく

 【那覇】那覇市文化協会の八重山芸能部会(本盛美奈子部会長)の公演「八重山芸能の夕べ」が7日午後、那覇市のともかぜ振興会館であった。観客の心を優しくしてくれる踊りや歌を披露し、感謝と祈りを島々の...

長野日報社

国内最大級の地ビール審査会 南信州ビールの4商品、最高賞の金賞など入賞 ..

 国内最大級の地ビール審査会「ジャパン・グレートビア・アワーズ2026」(日本地ビール協会主催)で、南信州ビール(長野県駒ケ根市)が醸造するクラフトビールブランド「Ogna(オグナ)」の「CaskRed(...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク