「星立の節」の衣装新調へ 20年度で海晒しや縫製行う予定 国指定重要無形民俗文化財・西表島の節祭

新調された縫製前の反物を確認する干立地区関係者ら=19日午後、竹富町教育委員会
国指定重要無形民俗文化財・西表島の節祭「星立の節」の衣装を新調する委員会の会議(干立公民館主催)が19日午後、竹富町教育委員会で開かれた。委員会が製作しているのは、星立の節で主役唄者トゥーチの衣装(タナシ)。2019年度は糸績み、製織、藍染めまで行った。会議で仕上がった反物4反が披露され、委員や公民館担当者らは、20年度に海晒し、縫製、製作工程をまとめた記録集の作成についてスケジュールを確認した。
トゥーチの衣装は男女各2着ずつある。既存のものは製作から30年以上経過し、色あせ、生地の劣化がみられる。公民館は、伝統衣装の製作方法を受け継ぐ古老が少なくなっていることに危機感を募らせ、約3年前に、原料の苧麻栽培から縫製までの技術継承を検討してきた。2019年度、文化庁の国宝重要文化財等保存活用事業に採択され、松竹梅や紅葉・流水柄の反物を織り上げた。事業は2年計画で衣装を4着新調する。新しい衣装は子(ね)年におろす習慣があることから、お披露目はことしの節祭を予定。
同日の会議には、学識経験者の大城學氏(岐阜女子大学・大学院教授、民俗芸能専門)、與那嶺一子氏(沖縄県立博物館主任学芸員、染織専門)も委員として出席。
大城氏は、衣装を保管する際、きり箱に収め直射日光や熱に気をつけることをアドバイス。與那覇氏は記録集作成時に糸積み、織り、染め、縫製などプロセス別の写真も載せることを勧めた。
公民館からは、保管庫整備の声も出た。
公民館は記録集用に昭和時代に行われた「星立の節」の写真提供を求めている。問い合わせ先は竹富町教育委員会社会文化課(87-6255)。
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