シカの食害でピンチ 絶滅危惧種オオママコナ

オオママコナの花を撮影する福永裕一さん(古座川町で)
和歌山県古座川町内にあるオオママコナ(ハマウツボ科)の自生地がシカの食害で荒らされている。同町と串本町でしか確認されていない固有種で、県の絶滅危惧1類。植物園芸研究家の福永裕一さん(42)=徳島市=は「全国各地の例を見ても、シカの食害は一気に広がる。自生地を網で囲むなど早く対策を取ってほしい」と訴えている。
オオママコナは古座川町に住む谷幸子さん(70)が1990年に発見し、92年に新種と発表された。大きいものは高さ70センチほどになり、9~11月ごろに淡紅紫色の筒状の花を咲かせる。 同種は、ウバメガシの林でしか生育しない半寄生植物。花は長さが約4センチで筒状になっているため、飛びながら口吻(こうふん)をストローのように伸ばして蜜を吸うホウジャクというガの仲間がいないと受粉できない。福永さんは「独自の進化をとげた学術的にも重要な植物」と説明する。 谷さんによると、発見当初、自生地は一面にオオママコナの花が広がっていたが、近年はシカの食害で半分以下の面積になっているという。 福永さんは「今のところ、全国でここでしか見られない花。この花だけでも十分、観光資源になると思う」と話している。
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