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長野日報社

3本脚で走れます アルパカのチャッピー1歳に

歩行や運動のための補助器具を付けたアルパカのチャッピーと石橋さん

 富士見町の「八ヶ岳アルパカ牧場」で、3本脚のアルパカの子どもが飼育員や来場者らの愛情のこもった励ましを受けて元気に育ち、1歳を迎えた。来場者らから寄せられた募金で購入した補助器具を付けて歩行などの訓練を続けた成果もあり、3本脚で走れるまでになった。

 子どもは雄の「チャッピー」。昨年10月6日、左後脚のすねが直角に折れ曲がった状態で産まれ、獣医師からすねの部分を切除する手術を受けた。同牧場にとって障がいを持った赤ちゃんの誕生は初めてだったが、飼育員がベビーキャリアを使って腰部分を持ち上げて歩かせ、3本の脚で体重を支える脚力を付けるための訓練を辛抱強く続けた。

 生後半年頃からは成長期に欠かせない運動や正しい立ち姿勢を保つために、山梨県北杜市の専門業者が足が不自由な犬のために作った2輪車が付いた歩行補助器具を借りて装着。チャッピーの体格に合う補助器具を作るための募金を5月から来場者に呼び掛けた。新聞記事などで知った人から郵送で届いた善意と合わせ、6月には専用の補助器具(4万円相当)が出来上がった。

 チャッピーは現在、3本脚で自立するために半日は補助器具を付け、半日は外して過ごす日々。地道な訓練によって3本脚で立つ時間も長くなり、8月からは母親ら仲間を追って走るようになった。人懐っこい性格で障がいを乗り越えようとする姿が来場者にも人気だ。

 世話をしている同牧場展示責任者の石橋濃青さん(33)は「病気や大きなけがもせず無事1歳を迎えることができた。多くの皆さんから寄せられた善意と応援に感謝している。補助器具がなくても日常生活が送れる日が来ることを願っている」と話している。

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