第2オフィスも「満室」 白浜町のIT企業誘致

新たな進出企業が決まったことで「満室」になる白浜町第2ITビジネスオフィス(同町で)=町提供
白浜町と和歌山県は9日、同町の平草原公園にある町第2ITビジネスオフィスに新たな企業の進出が決まったと発表した。今春に完成した同オフィスには企業に貸す部屋が4室あるが、既に3社が進出したか契約済みで、今回で「満室」になる。首都圏から相次ぐ企業進出に、町や県は喜んでいる。
同オフィスへの進出を決めたのは、東京都港区に本社を置く「ウフル」(園田崇社長)。あらゆるものをインターネットにつなげる「IoT」に関連するサービスを提供する企業で、英国フィナシャルタイムズ社が3月に発表した「アジアの急成長企業1000社」に入った。県によると11月から操業し、非正規を含め6人を雇用する予定。 ウフルはまた、南紀白浜空港ビル内にも拠点を設ける。空港への情報通信技術の導入のほか、町の観光、防災に関するアプリケーションの開発などに取り組む。空港の運営は来年4月から民間に委託することが決まっている。 ウフルが進出を決めたことについて、井澗誠町長は「歓迎したい。今回でITオフィスは満室になったが、企業誘致がさらに進展するよう、県とより連携を深めながら取り組みたい。IT企業の先進地となるよう頑張りたい」と話した。仁坂吉伸知事は「白浜は風光明媚で空港もあり、都会よりいい環境で仕事ができると企業に訴えてきた。それが実を結んだ」と語り、今後については「既存の遊休施設を活用するなどして、何らかの形でオフィスを供給できるようにしたい」と話した。 ウフルの進出協定の調印式は18日に県庁である。 第2ITオフィスには、既に東京都に本拠を置くテレビ・ウェブ会議システムの「ブイキューブ」(目黒区)、飲食店の経営などを手掛ける「サブライム」(新宿区)が入居済みで、町によると2社で計9人を地元で雇っている。 不動産大手の「三菱地所」(千代田区)も別の一室を契約しており、リゾート型テレワーク「ワーケーション」の場として他の企業に利用を呼び掛ける。年内にも使えるようにするという。 一方、第1ITオフィスは、湯崎地区の海が望める高台にある。町によると、クラウドサービス大手「セールスフォース・ドットコム」の日本法人(同)など8社が入居していて満室になっている。
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