中札内村にUターンしたちゃっきーさん(38、本名非公開)が、焼き鳥のキッチンカー「ちゃきちき」を開業して間もなく1年。主に道の駅なかさつないで出店しており、地元愛の詰まった一本が好評だ。ちゃっきーさんは「笑顔が生まれる場づくりを目指していきたい」と張り切っている。

「焼き鳥を通じて人と人をつなぎ、地域の輪を広げていきたい」と話すちゃっきーさん
1987年生まれ、中札内村出身。地元の小中、帯広南商業高卒。本州の食品や美容関連などの会社で33歳まで働いた。転機となったのはコロナ禍。食料自給率1000%を超えていた十勝の可能性に心を動かされた。また、たまたまSNSで目にした、地方創生ベンチャーそら(帯広市)の米田健史社長が掲げる「十勝に人とお金を呼び込む」という理念に引かれ、2021年1月にUターンした。
現在はそら子会社が運営する村内のグランピングリゾート「フェーリエンドルフ」のレストランや、カントリーショップ「てんとうむし」で掛け持ちで働く。村に13年ぶりに戻ってみると、「人が温かく優しい。日高山脈もきれいで土地柄もすてき」と古里の良さを実感した。
そんな村の活性化に役立ちたいと一念発起し、さまざまな場所で人に会えるキッチンカーに懸けてみることにした。
鶏肉が村の特産の一つであることから、焼き鳥に着目。村内の焼き鳥店「鳥ふじ」と「鳥せい」で小さな頃から食べていて、なじみ深かったことも焼き鳥を選んだ理由だ。
調理は独学で身に付け、昨年4月にオープンした。肉は中札内田舎どりのモモのみを使用。塩も、そらグループの「REIKUN」(中札内村)が作る「冷薫」技術を生かした物にこだわる。
キッチンカーの整備には、村が起業を支援する補助金を活用した。
徐々に固定客も増え、最近は完売する日も多くなっている。ちゃっきーさんは「お客さんが焼き鳥をおいしそうに食べる姿を見られるのがうれしい。人が来て話してくれるだけでもいい」と笑みを浮かべる。
焼き鳥は1本200円。金土曜に道の駅なかさつないで営業。午前11時~午後2時。
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