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宇部日報社

65年前の写真で見る発掘調査、学びの森くすのき、市内の遺跡に焦点【宇部】

遺跡の写真を眺める来場者(学びの森くすのきで)

 宇部市船木の学びの森くすのきで「昭和の写真で見る宇部の遺跡-宇部市の発掘調査の歴史」展が開かれている。1960年代に市内で行われた遺跡の発掘作業の様子などを、当時の貴重な写真でより深く知ることができる。3月1日まで。

 61年に市制40周年の記念事業として、山口大などの研究者や県立山口博物館の学芸員、高校教諭らで組織された「宇部市域遺跡学術調査団」による遺跡調査に関するものを中心とした写真16点を掲示している。

 同団が調査した東岐波の月崎遺跡、若宮古墳群、波雁ケ浜遺跡、川上の北迫遺跡を取り上げている。月崎遺跡では、地面を少しずつ掘り下げるところから最終日に埋め戻す場面、出土した土器の整理など、さまざまな写真が並び、発掘作業の流れが分かる。

 北迫遺跡で出土した大量の貝殻、波雁ケ浜遺跡の現場で調査員らが研究討議する姿、若宮古墳群の重さ1㌧以上の石をチェーンブロックで持ち上げる様子など、臨場感のある写真が多い。69年に工事中に発見された松崎古墳(松崎町)の写真は、石棺の一部がむき出しになっていて迫力がある。

 担当学芸員の縄田冨貴枝さんは「モノクロの古い写真を通して、65年前の発掘作業の様子がよく分かる珍しい機会。発掘の道具や土器のかけらも写っているので、じっくり見て楽しんでもらいたい」と述べた。

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