吉田城の新資料提供者募る 豊橋市
将来的な整備へ調査・研究に活用 3月1日から8月末まで募集
豊橋市は、市指定史跡の吉田城跡について、建物構造や昔の石垣の状態が分かる図面や古写真などの資料提供者を全国から募ると発表した。市指定史跡で「続日本100名城」にも選ばれる城跡の将来的な整備へ向けて調査や研究に役立てたい考えだ。名城がある全国各地で自治体が資料提供を呼び掛ける動きにならった。3月1日から8月末まで。
市によると、城の構造物や城内部が分かる明治初期から末頃までに撮った古写真のほか、建造物の寸法を記した絵図や古文書、建物移転を記録した資料や建物の立面図など新資料を募る。書籍や映像、既知資料などは対象外。

明治初年の吉田城(提供)
提供された資料は学芸員による確認、外部有識者など専門家らの調査を経て新発見の資料かを認定する。認定されれば感謝状と同館企画展の招待状を1年間贈る。
吉田城跡は2022年3月に市史跡に指定、23年3月には保存活用計画を策定。石垣修復や遺構整理など保全活用に努めている。今後の保存と活用へ向けた整備には、既知資料を補う図面や詳細が分かる写真や絵図なども必要だという。
自治体による資料提供の公募は、松江市の松江城や松山市の松山城などが取り組んでいる。
豊橋市の長坂尚登市長は公約で「吉田城100年復元計画」を掲げ、将来的な復元を含む保存や活用策の一環で長期的視点で取り組む姿勢だ。資料募集は復元が主目的ではないが、江戸時代の吉田城の全体像を把握する上で新たな情報を集めたい考えだ。
市美術博物館の高橋洋充副館長は「大手門が開いた状況など、当時の様子を解明する資料や情報がまだ少ない。心当たりがあれば気軽に問い合わせてほしい」と情報提供を呼び掛ける。
問い合わせは豊橋市美術博物館(0532・51・2882)へ。
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