
蜂の子をトッピングしたカレーを持つ吉澤さん(左)と原田さん
蜂の子入りのカレーで地域を盛り上げたい―。カレーのキッチンカーを運営する吉澤周造さん(35)=長野県茅野市宮川=と、食品製造・卸の原田商店(長野県諏訪市湖南)が連携し、同社製造の珍味「蜂の子花九曜煮(甘露煮)」をトッピングしたカレーを商品化。3月から”ご当地カレー”として販売する。
元プロバスケットボール選手の吉澤さんは、原田商店の原田俊社長(33)とバスケを通じて中学時代からの知り合い。昨年10月から、葬祭業・飲食業などを手掛けるマイジェネグループの業務としてカレーのキッチンカー「ZO’sキッチン」を運営しており、「諏訪の魅力ある商品でカレーを作って地域貢献したい」と原田さんに相談。1886(明治19)年の創業当時から販売し、栄養価の高い蜂の子を食材に使うことを決めた。
試作すること1カ月。複数のカレーを用意し、原田さんや家族に食べてもらい改善を加えた。蜂の子を混ぜ合わせるかトッピングにするかは、見た目のインパクトや「蜂の子感」を前面に出すためにトッピングすることにした。
ピーマンを添えて蜂が飛ぶ草原をイメージ。レンコンを揚げて蜂の巣に見立てるなど遊び心をちりばめ、「見た目も味もベスト」(吉澤さん)なカレーに仕上がった。蜂の子は15グラムほど盛り付けた。
蜂にちなんで「諏訪Beeカレー」と命名し、3月19日に茅野市の茅野シティホールで開かれる同施設の感謝祭から販売する。吉澤さんは「地元の商品を使うことで食育や食の活性化になれば。若い世代の2人で諏訪圏域を盛り上げたい」。原田さんは若者が蜂の子を食べる機会が減っていることを危惧し、「(カレーで認知が深まり)蜂の子の文化が続けばうれしい」と話している。
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