「潮垢離ひろめ」おいしいね 3月の弁慶市で販売
和歌山県田辺市扇ケ浜で15日、目の前の海で養殖されているワカメの仲間「ヒロメ」の収穫体験があり、参加者が陸上での作業を手伝い、早春の味覚に舌鼓を打った。この場所は熊野詣での際に海水で身を清める「潮垢離(しおごり)」の場としてアピールしており、主催した漁師らがヒロメを「潮垢離ひろめ」と命名。3月15日に開かれる弁慶市で、販売やみそ汁の振る舞いを計画している。
ヒロメはワカメよりも暖かい海に生息する海藻で、おおむね2~4月に収穫。田辺市など紀南地方で特産品として親しまれている。
体験イベントは、養殖に取り組んでいる市内の漁師3人でつくる「SHIOGORI(シオゴリ)フィッシャーマンズ」が、田辺市のまちづくり会社「南紀みらい」の協力で開催。昨年12月下旬に養殖体験としてヒロメの種付け作業をしており、当初は3月中旬に収穫体験を予定していたが、生育が順調だったことから1カ月前倒しした。
この日は、参加者が漁船に乗り、長さ60センチほどに育ったヒロメを漁師が収穫する様子を見学した後、水揚げされたヒロメをはさみで切り分ける作業を体験した。
収穫したヒロメは早速、熱湯にくぐらせて試食。一瞬で鮮やかな緑色に変わる様子に歓声が上がり、同市神子浜2丁目の伊勢田真人さん(66)は「ヒロメを食べたのはおそらく初めて。こんなにおいしいとは思わなかった。これからは毎年食べたい」と笑顔を見せた。
シオゴリフィッシャーマンズのリーダーを務める津呂貴之さん(45)=田辺市明洋3丁目=は「今年は順調に生育し、出来はめちゃくちゃ良い。潮垢離ひろめを皆さんに食べていただき、田辺や全国に広まるように頑張っていきたい」と意気込んでいた。
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